集中力がないと嘆いている君へ
投稿日 : 2010年02月16日, カテゴリー : 塾長のBLOG
人間、集中力を欠くといろいろなミスが出始めます。勉強に関しては、テストでケアレスミスをする、授業中なのにおしゃべりをする、自分の部屋ではついゆったりして、眠ってしまうなどの状態が頻繁に出てきます。そのほとんどは集中力を欠いていることが原因で出てくる症状です。
そんな状態にいる人に、なぜそうなるのと聞くと決まって、「自分には集中力がない」と答えます。しかし、病気である場合は別にしても、集中力がない人が本当にいるのでしょうか?結論から言えば、そんな人はいません。どんな人でも、好きなことをしている時や緊張して何かをしている時は集中しています。どんな人でも我を忘れて何かに打ち込んだことはあるでしょう。
ですから、問題は集中力をどうやってつけるかではなく、集中力をどうやって出すかです。集中力の出し方を考えてみたいと思います。
まず、集中している時はその一つのことしか頭にはありません。なので、集中力を出す一つ目の法則はその一つに集中できる環境を作るということです。たとえば、勉強部屋から勉強の邪魔になる物を取り去ることです。テレビ、ベッドなどです。
次に、集中している時はそれをするのに時間が設定されている場合があります。それも余裕のある時間ではなく、ぎりぎりの時間です。そこで、集中力を出す二つ目の法則はタイムプレッシャーをかけることです。何かをする時にただ漫然とゆっくりやるのではなく、目標タイムを決めて、しかもぎりぎりの目標タイムにして、気合を入れてやることです。
更に、集中している時に、楽しくて生きいきとした表情を浮かべながらそのことに没頭している人がいます。したがって、集中力を出す第三の法則はあることをする時におもしろい、楽しいを実感することです。ゲームなど見るからにおもしろいことをする場合は努力する必要はありませんが、勉強の場合はそのおもしろさを見つける努力が要ります。問題が解けた時のおもしろさは誰でも体験していますが、それだけではもちろんありません。たとえば、24色の色鉛筆を使ってノート作りをするとか、一日一つ「なぜ?」を自分に質問して、自分で調べて解答するとか、10問解答したら貯金箱に100円お母さんに寄付してもらうなどの工夫をして勉強するおもしろさを見つけ出すのです。
以上、集中力を出す法則を三つあげました。
➀集中する環境を作る。
➁タイムプレッシャーをかける。
➂おもしろさを見つける。
ここに書いた通りのことを一度実践してください。その上で、自分に合うようにアレンジしましょう。