夢は心が叶える
投稿日 : 2015年01月14日, カテゴリー : 塾長のBLOG
巷には「夢を持ちましょう」があふれている。いつ頃からそうなったのかは分からないが、それだけ夢を持てる豊かな時代になったということだろうし、また子供たちに夢を持たせて勉強に専心させる魂胆があるのかもしれない。ただ、「夢を持ちましょう」はあるが、「夢を実現しましょう」はあまり言われていない。確かに、「夢が実現しました」という報告はほとんど聞かないので、夢は実現させることよりも、夢を持つことに意味があるのかもしれないが、私は夢を持ったからにはそれを実現することが肝要であると考える。夢を実現できないのはそのやり方を知らないからである。英語で「Dreams come true.」と現在形で書いているのは、それが真理だからである。夢は必ず実現できるのである。そのやり方を考えてみよう。
人間は心と身体と二つの要素を持つが、普段はそのことを意識しないで我々は生活している。そして、どちらかというと身体を自分と思い込んで、その外見を良く見せようとして身体を鍛えたり、おしゃれをしたりしている。しかし、自分と思い込んでいるその身体は自分の入れ物であって自分そのものではない。誤解を恐れないで言えば、自分とは心であると私は考えている。そして、心の在り方が脳を方向付け、ひいては身体をそのように変えて行く仕組みになっている。つまり、「心の命令を脳が受容し、脳の命令で身体が反応する」という関係性が存在することを私は信じて疑わない。古今東西、名を成している人たちの特徴は自分の想いを深く信じ、その実現に向けて必死に努力し、その夢が実現するまであきらめなかったことにあると思う。逆に言えば、大多数の人の夢が実現しないのは、その実現する仕組みを知らないことと実現するに足る努力をしていないからである。
そこで私なりに夢実現に向けたアプローチの仕方を考えて見た。
まず一番大切なことは夢の輪郭を明確にし、その夢が実現したイメージを持てるまでにしておくことである。大きな夢でも小さな夢でも同じである。
次に心の在り方を前向きに変えて、決して夢に反するような思いや考えをしないことを夜寝る前と朝起きる時に声に出して自分に言い聞かせることである。
更に自分の脳には具体的に明確かつ上手に命令し、後ろ向きの命令や不明確な命令は決してしないとともに、命令もしないで何とかなるさ的な行動はやめることである。
そして最後に夢が実現するまで、失敗を恐れず失敗を糧としてあきらめずに行動を繰り返すことである。
いい人生を送りたいと願う気持ちは誰しも変わらないだろう。しかし、そうするには知恵と努力がいることを自覚したい。