感謝する力を身につけよう
投稿日 : 2011年02月24日, カテゴリー : 塾長のBLOG
感謝する力が身につくと誰でも幸せになります。そしてありがたいことに勉強もできるようになります。
地球上の生物のほとんどはあらかじめ決められたプログラムに沿って生きています。もちろん人間だって、基本的には同じで、生まれて、成長して、老いて、死んで行くことは誰でも避けがたいし、行動においても本能的部分が多く残っていることも事実です。
しかし、反面、人間の場合あまりにも脳が発達しすぎて、自由に思考したり、行動したりする余地が他の動物に比べてたいへん多くあることも事実です。
そのことは、一方、すばらしいことですが、他方、人間を苦しめる原因にもなっています。もし、人間の頭脳があまり発達していなかったら、決まったことを決まったように行動する中にささやかな幸せを感じて生きて行くことができたのではないかと思います。しかし、現実はそうではありません。自由を謳歌する前に、自由が原因でもがき苦しんでいるのが人間の本当の姿です。
自由に生きるということは好き勝手に生きることではありません。好き勝手に生きた人間なら
きっとその辛さが分かるはずです。つまり、好き勝手な生き方を社会や他人が許すはずがないし、その人は社会的に必ず浮き、のけ者にされます。その結果、深い孤独を味わうことになるのです。
自由を謳歌し、自在に生きて行くための大原則が「すべてに感謝すること」です。このことに気づき、その力を養った人は素晴らしい人生を歩むこと請負です。
人間は環境をあるがままに見たり、感じたりしてはいません。ある意味、外界を自分の都合に合わせて行動しています。そのために、その人の価値基準によって見えや感じ方が違ってきます。たとえば、他人から100円をもらった時に、その時の状況次第で、多いと感じたり少ないと感じたりした経験があるでしょう。
こういう、人間の持つ傾向を自分と自分の周りの人たちを幸せに導くために利用すればいいのです。それが「すべてに感謝する」という価値基準なのです。
自分の考えや行動に「感謝する」という基準を置くとどうなるのでしょうか。まず、大きな気づきは自分が生かされていることを感じることです。そうすると自分が生まれてきた意味と目的を考えるようになります。もうそれだけでも大変な成長です。まじめに生きることや他人や自然を大切にする優しい気持も当然芽生えます。
そういう生き方は周りの人たちに大きな影響を与え、その結果家族が変わり、地域が変わり、大きく言えば日本や世界が変わることでしょう。
どうすれば「感謝する力」が身につくでしょうか。それは簡単なことです。「感謝する」と決意することと毎日実践することです。どんなささやかなことでもいいですから、感謝してみてください。
きっと幸せになる魔法の言葉だと気づきますよ。